『見えない矯正』とは、『マウスピース(アライナー)矯正治療』である、という図式が患者様に定着した感があります。矯正専門開業医での『見えない矯正』とは、「マウスピース(アライナー)矯正治療」と「舌側矯正装置」の概ね2種類を指すことが多いでしょう。
<1> 日本でのマウスピース矯正装置の種類
- マウスピース矯正治療が耳慣れてきたこともありアライナーを製作する会社は無数に存在します。マウスピース矯正の種類は2024年時点でおおよそ47社、各会社の取扱で2~4種類あります。公式ホームページ制作のない会社は、クリアライン、エシックス、アクアシステム、イークライナー、クリアスマイル、デンマウスピースなど。
- アライナーの主な種類には、インビザライン、シュアスマイル、クリアコレクト、アソアライナーの4社以外に、キレイライン、オーマイティース、ホワイトライン、ギャラクシアライン、ウィスマイル、ゼニウム、ハナラビ、はならぶ、ディパール、エミニナル、ビフォーデント、アットスマイル、オペラグラスなどが有ります。
<2>『マウスピース(アライナー)矯正治療』を契約する際の参考のために
- マウスピース矯正連携歯科医院の契約を結ぶ際は、下記の確認をお勧めします。設立年月日、会社所在地、住所、連絡先、従業員数、提携医院数、患者数など。
- アライナー矯正治療の中には前歯のみの動かしに特化していて、全体の歯の咬合を考慮していない会社も存在します。また、業界初の最安級目安価格:8~29万円、初回15,000円、1回目以降25,000円。治療期間5ヶ月~1年3ヶ月と矯正料金の体系が分かりにくい事業者もいますので、アライナー製作会社の選定には注意が必要です。
- 株式上場しているアライナー製作会社は、インビザラインジャパンとシュアスマイルのデンツプライ シロナおよびアソアライナーのアソインターナショナルも2022年12月株式上場。クリアコレクトはインプラントで有名な米国ストローマン社製に2017~2022年合併。株式上場の大手のアライナー製作会社への依頼は安心感があります。
<まとめ>
たくさんの日本人のマウスピース矯正が当たり前となってきました。一方、マウスピース矯正での治療のトラブルも多く聞こえてきます。ワイヤー矯正と同様にマウスピース矯正は診療行為となり責任が伴います。「会社選定と歯を動かすことは慎重に。」をお勧めします。
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